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Vol.80 September 2010

今月のタイトル

「エレクトロニクス輸入国に転じる日本」

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15年ぶりの円高である。円高ピークは95年4月19日の79円75銭だった。その水準までは達していないが、ドル、ユーロ安のなかで円が独歩高であり、欧米先進国の景気低迷、日本の政治混迷下で、この傾向が続く可能性がある。

円高下で聞かれる悲鳴は輸出での目減りで、反対に輸入は利点がある。従って自動車、エレクトロニクスの輸出産業は不利、石油などエネルギーや繊維、家具など軽工業品は値下がりが相場。しかし、この構図は変わりつつある。

わが国エレクトロニクス産業の貿易収支の推移を図に示す。機器はTV、パソコン、コピーなどシステム機器全体で、入超である。部品は、コンデンサや半導体など、ここが最も輸出超過。それから部分品とは、半製品のことであり、日本国内で生産され海外で組立、完成品にするものである。

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これらの傾向が示すのは、機器は、08年後半から輸入超過が定着し、今後は入超額がより増大する可能性がある。とくに競争の激しい薄型TV、デジタルカメラ、事務機などは円高下で、今年の後半は輸入が拡大しそう。

部品は、出超のピークが06年第4四半期で、それ以降は漸減傾向がみられる。不思議なことに電子部品も半導体も過去ピークは、06年第4四半期の同一時期。これらは手がける企業が異なり通常は違った傾向をみせる。

半完成品は、06年第3四半期がピークでそれ以降は減少傾向を明確に示し、とくに回復が弱い。実は、半完成品は、日本国内で生産された家電情報事務機および半導体ウェハーなどが多く、労働集約的な組立工程をアジアなどで行うために輸出している。その動きは、実は部品から完成品を含めた日本のエレクトロニクス製品の競争力の先行指標でもある。

日本のエレクトロニクス製品の貿易収支(部分品含む)は05年が5.25兆円、06年が6.39兆円、07年が5.80兆円、08年は4.64兆円、09年は世界金融危機で2.57兆円と激減、10年上期は1.17兆円となった。

今年は出超を維持するだろうが、円高が定着すれば来年当たりは収支均衡の可能性がある。欧米も同じ構造だが、ソフトウェア、技術供与、対外投資などモノ以外の貿易は多く、日本の産業構造がこの1-2年で急速に変化すると思われる。

(半導体総合研究所 大竹 修)
2010年 著作権保有 (株)半導体総合研究所

以上 Vol.80 September 2010

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